16歳以上が自転車で交通違反をした際、反則金納付を通告できる交通反則切符(青切符)制度が新設された改正道交法について、警察庁は24日、来年4月1日に施行する方針を明らかにした。走行中にスマートフォンを使用する「ながら運転」は反則金1万2千円など、金額を定めた同法施行令改正案も公表。25日から5月24日までのパブリックコメント(意見公募)を経て、改正道交法と同日に施行する。
青切符対象とする115種類ほどの違反のうち、重点対象行為と位置付ける違反を中心に取り締まる。警察官の指導や警告に従わなかったり、危険を生じさせたりした際の交付を想定している。反則金を納付すれば起訴は免除される。
反則金の額は、信号無視や通行区分違反が6千円。指定場所一時不停止や、イヤホンで音楽を聴いたり傘を差しながら運転したりする公安委員会順守事項違反が5千円。2人乗りなどの軽車両乗車積載制限違反を3千円とした。ミニバイクの反則金額を参考にした。