島原外港－熊本運航の九商フェリー　５年ぶりの値上げ「現状の運賃維持が困難」　長崎

島原外港－熊本港間でカーフェリーを運航する「九商フェリー」（長崎県島原市）は１９日、旅客運賃と車両航送運賃を１０月１日からそれぞれ値上げすると発表した。運賃引き上げは、消費税率が１０％になった２０１９年１０月以来、５年ぶり。
　旅客運賃は、大人（中学生以上）は８９０円から１１８０円に、子ども（小学生）は４５０円から５９０円にそれぞれ上げる。
　車両航送運賃は車長によって値上げ幅が異なる。一般的な普通車サイズの「４メートル以上５メートル未満」は３６９０円から３９００円になる。
　同社は「燃料価格が高止まりしている中、人件費や船舶修繕費など維持コストも上昇しており、現状の運賃維持が困難になった」としている。