「8億円当せん、受取手数料を送りたい」詐欺防ぐ 郵便局員に感謝状 長崎・浦上署

長崎新聞 2025/03/02 [10:00] 公開

感謝状を受け取った川村さん(中央)と古井田さん(左)=浦上署

感謝状を受け取った川村さん(中央)と古井田さん(左)=浦上署

大きい写真を見る
当せん金の受取手数料をかたったニセ電話詐欺の被害を防いだとして、浦上署は2月27日、長崎市油木町の長崎油木郵便局の川村隆裕局長(61)と局員の古井田直美さん(56)に署長感謝状を贈った。
 同署などによると、1月31日午後、80代女性が「国際郵便を送りたい」と来局。古井田さんが目的を尋ねると「賞金書類」などと記載された文書を見せ、「8億円当せんしたので受取手数料を送りたい」と話した。古井田さんは詐欺を疑い、川村さんと女性を説得。警察に通報して詐欺を防いだ。
 同署で下田健一署長から感謝状を受け取った古井田さんは「女性は詐欺だと疑ってない様子だったので驚いたけど、被害を防ぐことができて良かった」、川村さんは「今後も詐欺に注意し、警察とも引き続き連携していきたい」とそれぞれ話した。