五島市長選、あす投開票　無所属新人の三つどもえ　長崎

任期満了に伴う長崎県五島市長選は９月１日に投開票される。いずれも無所属新人で、元国会議員秘書の出口太氏（４９）、元市議の中西大輔氏（３５）、元市議会議長の荒尾正登氏（６２）が三つどもえで争っており、最後の追い込みをかけている。
　投票は９月１日午前７時～午後６時、福江島の４７カ所で実施される（奈留島と久賀島は３１日に繰り上げ）。開票は９月１日午後８時から三尾野町の市中央公園市民体育館。市選管によると、早ければ同１０時ごろには大勢が判明する見込み。
　出口候補は、有人国境離島法（国境離島新法）の延長による交通・輸送コスト低減や、ビジネスコンテストを通じた企業誘致で雇用確保を目指すと主張。
　中西候補は、高齢者の移動や買い物支援など公共交通の充実を最重点施策に、全天候型の子どもの遊び場整備など子育て支援にも力を入れるとアピールする。
　荒尾候補は、１次産業振興と給食費・保育料無償化による子育て支援を重視。地域ブランド活用でふるさと納税の返礼品を充実させ財源確保を図ると訴える。
　有権者数は２万９５４８人（男１万４０５７、女１万５４９１）＝２４日現在、市選管調べ＝。