長崎県内の公立高で特別選抜 面接やプレゼン…新たな選抜制度で初、離島留学の検査も

2025/01/29 [11:30] 公開

特別選抜の検査を前に説明資料などが配られ、待機する生徒=長崎市、長崎東高

特別選抜の検査を前に説明資料などが配られ、待機する生徒=長崎市、長崎東高

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2025年度の公立高入学者選抜のうち、特別選抜などの検査が28日にあった。全日制と定時制昼間部の入学者選抜は前年度までの前期・後期制が廃止され、新たな選抜制度で初の実施となった。
 特別選抜は、各校が定める運動や文化活動で実績を持つ生徒が対象の「自己推薦(1)」と、各校の出願要件の範囲内で自分の強みを押し出す「自己推薦(2)」の2種類。学力検査はなく、検査は面接かプレゼンテーションを各校が選ぶ。
 特別選抜には全日制55校の定員1294人に対し、1611人が志願。同日の検査は志願があった全日制53校で実施された(受験者数などは後日公表)。
 長崎市立山5丁目の県立長崎東高では、特別選抜の定員計24人に対し、面接がある「自己推薦(1)」16人、プレゼンテーションをする「自己推薦(2)」2人の計18人が臨んだ。検査前に教室に集合した生徒は、緊張した表情で待機していた。
 県内5校が対象の離島留学特別選抜の検査も実施した。いずれも合格者は31日午後2時に各校のホームページに掲載する。
 新たな選抜制度は特別選抜と、学力検査が中心の一般選抜、一部の学校が再募集するチャレンジ選抜の3段階で実施する。一般選抜は2月18、19日にある。