ジミー大西さん個展 鮮やかな色彩、来場者を魅了 長崎歴史文化博物館で9月1日まで

2024/07/29 [11:45] 公開

笑顔で作品を解説するジミー大西さん=長崎市、長崎歴史文化博物館

笑顔で作品を解説するジミー大西さん=長崎市、長崎歴史文化博物館

  • 笑顔で作品を解説するジミー大西さん=長崎市、長崎歴史文化博物館
  • 初公開の大型オブジェ「鶴」=長崎市、長崎歴史文化博物館
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お笑い芸人で画家のジミー大西さんの長崎県初開催となる個展「ジミー大西ホームタウン」が、長崎市立山1丁目の長崎歴史文化博物館で開かれ、鮮やかな色彩の数々が来場者を魅了している。9月1日まで。
 1992年にテレビ番組の企画で絵を描き始めたジミー大西さん。会場にはスペインやイギリス、イタリアなど各国を巡って制作したアクリル画、油彩画、オブジェ、絵本の原画など約150点を展示している。長崎での個展に向けて制作した新作「長崎・出島」も並んでいる。
 18日にあった内覧会では、ジミー大西さんが作品を解説。芸術家、岡本太郎さん(1911~96年)から「キャンバスからはみ出せ」と激励の言葉をもらって人生が変わったというエピソードや、イギリスの公園用に子どもたちが喜びそうなベンチをデザインしたこと、今回展示している大型オブジェ「鶴」には「幸せを願う」という思いを込めていることなどを紹介した。
 開催期間中は、会場内に設置した臨時アトリエ「ジミーの部屋」に不定期に在廊するという。タイミングが合えば、制作の様子を見ることもできる。ジミー大西さんは「高校生の頃、野球部の合宿で訪れた思い出がある長崎で個展ができうれしい。初公開の作品も多いので、楽しんでもらえたら」と来場を呼びかけている。