長崎市伊良林1丁目の光源寺で8月31日、まち単位での子育てについて考えるイベントがあり、来場者は幼少期の家庭環境が将来に与える影響や地域での子どもの見守りの大切さを学んだ。
子どもの頃、親からの虐待を受けて育ち、現在はフリーランスの保育士として活動する「Nannyいっしょ」の西有希さん(34)が主催。約140人が参加した。
ディスカッションでは、計約15年間、刑務所に入所した過去があり、現在は仮釈放中の人の自立支援や再犯防止に取り組む一般社団法人「チャンスサポート」(大阪市)の川中正喜代表理事と、絵本作家で保護司として活動をする岡田さえさん、西さんの3人が会場からの質問に答えた。
「虐待を受けた子どもの心理状態は」という質問に川中さんは、罪を犯す人は過去に虐待されたケースが多いと紹介。「当事者は虐待される環境がおかしいことに気づいていない。周りが気づかせることが大切」とした。「家庭以外で子どもに寄り添う方法」について岡田さんは「学校の先生たちは忙しく、限界があるため地域で支えていくしかない。様子が変な親子がいたら声をかけて」と語った。
来場した長崎市布巻町の保育士、海辺香菜子さん(35)は「子どもの家庭環境などを知っておく大切さに気づいた」、同市城栄町の主婦、三村亜里紗さん(35)は「1歳の子育て中。きつい時は周りに助けを求めていきたい。それを応援してくれる地域になれば」とそれぞれ話した。
イベントでは川中さんの活動を追ったドキュメンタリー映画「道しるべ」の上映もあった。
子どもの頃、親からの虐待を受けて育ち、現在はフリーランスの保育士として活動する「Nannyいっしょ」の西有希さん(34)が主催。約140人が参加した。
ディスカッションでは、計約15年間、刑務所に入所した過去があり、現在は仮釈放中の人の自立支援や再犯防止に取り組む一般社団法人「チャンスサポート」(大阪市)の川中正喜代表理事と、絵本作家で保護司として活動をする岡田さえさん、西さんの3人が会場からの質問に答えた。
「虐待を受けた子どもの心理状態は」という質問に川中さんは、罪を犯す人は過去に虐待されたケースが多いと紹介。「当事者は虐待される環境がおかしいことに気づいていない。周りが気づかせることが大切」とした。「家庭以外で子どもに寄り添う方法」について岡田さんは「学校の先生たちは忙しく、限界があるため地域で支えていくしかない。様子が変な親子がいたら声をかけて」と語った。
来場した長崎市布巻町の保育士、海辺香菜子さん(35)は「子どもの家庭環境などを知っておく大切さに気づいた」、同市城栄町の主婦、三村亜里紗さん(35)は「1歳の子育て中。きつい時は周りに助けを求めていきたい。それを応援してくれる地域になれば」とそれぞれ話した。
イベントでは川中さんの活動を追ったドキュメンタリー映画「道しるべ」の上映もあった。