あなたがイメージする「高齢者」は何歳からですか? ナガサキポストのアンケートでは現代を生きる長崎県民の肌感覚で、50~85歳以上まで5歳刻みの選択肢から選んでもらった。最多は36・9%の「70歳以上」で、続く「75歳以上」の30%と合わせると6割を超えた。
「高齢者」の年齢に明確な定義はないが、世界保健機関(WHO)は65歳以上と定義。日本では行政上の目的によって違い、公的年金が受給できるのは65歳、高齢運転者標識の表示は70歳から努力義務となる。医療制度上は65~74歳が前期高齢者、75歳以上は後期高齢者とされる。
時代によっても認識は変わる。厚生労働省の統計によれば、1955年の日本人の平均寿命は男性が63・6歳、女性が67・75歳。同省の今年7月発表の簡易生命表では、昨年分は男性が81・09歳、女性が87・14歳。それぞれ17歳、19歳ほど伸びている。栄養状態の改善や公衆衛生、医療の進歩による伝染病の減少が長寿化の要因として考えられている。
今回のアンケート結果でも高齢者のイメージは70歳以上、75歳以上が多く、次いで「80歳以上」が14・6%。60代は「60歳以上」が2・3%、「65歳以上」が13・1%とポイントは伸びず、「50歳以上」「55歳以上」と答えた人はいなかった。
回答した130人のうち、最多得票となった70代の“当事者”は43人。その回答は▽50、55、60歳以上=いずれも0人▽65歳以上=8人▽70歳以上=12人▽75歳以上=11人▽80歳以上=8人▽85歳以上=3人。70代と答えた人が最も多く、65歳から徐々に高齢者の自覚が芽生えると言えそうだ。
「高齢者」の年齢に明確な定義はないが、世界保健機関(WHO)は65歳以上と定義。日本では行政上の目的によって違い、公的年金が受給できるのは65歳、高齢運転者標識の表示は70歳から努力義務となる。医療制度上は65~74歳が前期高齢者、75歳以上は後期高齢者とされる。
時代によっても認識は変わる。厚生労働省の統計によれば、1955年の日本人の平均寿命は男性が63・6歳、女性が67・75歳。同省の今年7月発表の簡易生命表では、昨年分は男性が81・09歳、女性が87・14歳。それぞれ17歳、19歳ほど伸びている。栄養状態の改善や公衆衛生、医療の進歩による伝染病の減少が長寿化の要因として考えられている。
今回のアンケート結果でも高齢者のイメージは70歳以上、75歳以上が多く、次いで「80歳以上」が14・6%。60代は「60歳以上」が2・3%、「65歳以上」が13・1%とポイントは伸びず、「50歳以上」「55歳以上」と答えた人はいなかった。
回答した130人のうち、最多得票となった70代の“当事者”は43人。その回答は▽50、55、60歳以上=いずれも0人▽65歳以上=8人▽70歳以上=12人▽75歳以上=11人▽80歳以上=8人▽85歳以上=3人。70代と答えた人が最も多く、65歳から徐々に高齢者の自覚が芽生えると言えそうだ。