国内発電大手JERA(ジェラ)は9日、米南部ルイジアナ州での世界最大規模のアンモニア生産拠点開発に出資すると発表した。総事業費は約40億ドル(約6千億円)で、同社は35%を出資。2029年の生産開始を目指す。生産したアンモニアは日本を含むアジアや欧州に供給するとしている。
同社担当者は、拠点の建設中には千人以上の雇用も見込むとして「米国内の投資、雇用創出を掲げるトランプ政権の政策とも整合する」と強調。米政権の政策を注視していく考えも示した。
米企業のCFインダストリーズ、三井物産と3者で共同開発する拠点は、年間約140万トンのアンモニアを生産できる。