早岐川河川改修事業が進む長崎県佐世保市早岐2丁目の早岐瀬戸沿いの市道早岐海岸線に今月、早岐川1号橋「速来(はいき)橋」が完成し、住民らによる渡り初め式があった。早岐川流域の防災、治水などを目的に川の流れを変える事業で、県が計画。市道一帯では、初夏の風物詩としてにぎわう早岐茶市が開催されており、住民らは事業による町づくりに期待を寄せている。
早岐川下流域では過去に洪水による浸水被害が発生しており、事業は2014年度にスタート。測量、設計から用地交渉などを経て、23年に起工した。現在、新たな川を開削する工事が進んでいる。早岐川は県道平瀬佐世保線付近から早岐瀬戸へと南方向に流れており、それを県道付近から南西方向の早岐瀬戸へと約160メートルを開削し、新たな川へと流れを変える。
その河口となる市道に速来橋が建設された。長さ約19メートル、幅約9・5メートル。計画では第1期計画区間として、市立早岐小近くまで通じる河川の護岸、市道の整備などを予定している。本年度の事業費は約4億6千万円。来年度は開削予定地に第2号橋などを建設する。
現地で早岐川建設促進期成会(村上京子会長)が主催する完成式があり、住民ら約100人が出席。こばと学童クラブの子どもたちが祝いの太鼓を披露し、神事で安全を祈願した。
テープカットに続いて渡り初め。家族3世代で橋を渡った住民の吉村昌隼さん(46)は「早岐川は氾濫が心配され、事業によって安心して暮らすことができる環境が整う。子どもたちの将来に向けた町づくりも楽しみ」と語った。
橋名は昔の地名から命名した。銘板の揮毫(きごう)は市立早岐中3年の引塲かりんさん(15)、松尾陽花さん(15)が担当。「地域のいろんな人が通る橋でうれしい」「町が元気になる願いを込めた」と思いを語った。
市道は早岐茶市で露店が並ぶエリア。同期成会顧問の横尾英彦さん(87)は「橋の完成は住民の念願。早岐茶市などのイベントが開かれており、事業によるにぎわいの創出が期待される。橋や川を活用して地域をますます活性化させたい」と話している。
一帯では県による「早岐瀬戸遺跡」の発掘調査が19年度から6年間にわたって実施された。
早岐川下流域では過去に洪水による浸水被害が発生しており、事業は2014年度にスタート。測量、設計から用地交渉などを経て、23年に起工した。現在、新たな川を開削する工事が進んでいる。早岐川は県道平瀬佐世保線付近から早岐瀬戸へと南方向に流れており、それを県道付近から南西方向の早岐瀬戸へと約160メートルを開削し、新たな川へと流れを変える。
その河口となる市道に速来橋が建設された。長さ約19メートル、幅約9・5メートル。計画では第1期計画区間として、市立早岐小近くまで通じる河川の護岸、市道の整備などを予定している。本年度の事業費は約4億6千万円。来年度は開削予定地に第2号橋などを建設する。
現地で早岐川建設促進期成会(村上京子会長)が主催する完成式があり、住民ら約100人が出席。こばと学童クラブの子どもたちが祝いの太鼓を披露し、神事で安全を祈願した。
テープカットに続いて渡り初め。家族3世代で橋を渡った住民の吉村昌隼さん(46)は「早岐川は氾濫が心配され、事業によって安心して暮らすことができる環境が整う。子どもたちの将来に向けた町づくりも楽しみ」と語った。
橋名は昔の地名から命名した。銘板の揮毫(きごう)は市立早岐中3年の引塲かりんさん(15)、松尾陽花さん(15)が担当。「地域のいろんな人が通る橋でうれしい」「町が元気になる願いを込めた」と思いを語った。
市道は早岐茶市で露店が並ぶエリア。同期成会顧問の横尾英彦さん(87)は「橋の完成は住民の念願。早岐茶市などのイベントが開かれており、事業によるにぎわいの創出が期待される。橋や川を活用して地域をますます活性化させたい」と話している。
一帯では県による「早岐瀬戸遺跡」の発掘調査が19年度から6年間にわたって実施された。