長崎県佐世保市大黒町の就労継続支援B型事業所の利用者がアーティストとして手がける作品が好評だ。イラストやポーチなどのオリジナル商品の販路開拓が進み、順調にビジネス化。利用者たちは「みんなに親しまれてうれしい」と創作意欲を高めている。
事業所は「MINATOMACHI FACTORY(ミナトマチファクトリー)」。障害のある人の仕事、雇用の創出を目的に2011年に開所した。併設する就労移行支援の「ホットライフ」と共に商品の開発から製造、商品化、販売まで一貫体制を構築。デザイン部隊は約15人で、総勢約60人の利用者が、生産活動に励んでいる。
それぞれの希望、体調に応じて利用計画を決定。得意作業を分担しながら働き、工賃を得たり、職業訓練を重ねたりしている。ブランディングマネージャーの坂井佳代さん(50)は「アート作品に特化しながら、生産活動を利益につなげている」と方針を説明する。
作家たちは創作経験もさまざまで、アトリエのいろんな画材やコンピューターを使い、自由な手法、発想で作品を生み出している。独創的なイラストや本県の名所を題材にした小物雑貨などが好評。坂井さんは「アートを身近に感じてほしい。テーマはそれぞれ。表現に個性がある」と魅力を強調する。
商品は佐世保市の九十九島水族館、動植物園、佐世保観光コンベンション協会、ホテル、長崎市の県美術館、土産店「いろはや出島本店」などで販売。同本店は「長崎独特の土産として人気がある」とアピールする。
来秋の「ながさきピース文化祭」など各種イベント関連や、企業からの受注も多数。雲仙市小浜町の小浜食糧からの依頼では、長崎銘菓「クルス」のイラストで知られるシスターをモチーフにしたポーチなどを手がけている。同社は「デザイン性に優れ、評判がいい」とPR。ニーズは広がりを見せている。
デザイン部隊の豊島来人さん(27)は緻密な描写が得意。「画像の中に小さな模様が見える。パズルみたい。時々、集中力が途切れて手が止まることもあるが、最後まで諦めないで書く」。20代の女性は「花や動物のカラフルな絵が好き。ここにはいろんな支援がある。将来の夢は決まっていないが、絵に携わって生活したい」と思いを語る。
事業所は湊町などにあった二つの施設を集約し昨年3月、現在地に移転。個室ではなく、仕事に慣れることを目的にしたオープンスペースの空間で、利用者が作業に励んでいる。坂井さんは「皆さんにいろんな経験をしてもらい、活躍の場を広げていきたい」と願っている。
事業所は「MINATOMACHI FACTORY(ミナトマチファクトリー)」。障害のある人の仕事、雇用の創出を目的に2011年に開所した。併設する就労移行支援の「ホットライフ」と共に商品の開発から製造、商品化、販売まで一貫体制を構築。デザイン部隊は約15人で、総勢約60人の利用者が、生産活動に励んでいる。
それぞれの希望、体調に応じて利用計画を決定。得意作業を分担しながら働き、工賃を得たり、職業訓練を重ねたりしている。ブランディングマネージャーの坂井佳代さん(50)は「アート作品に特化しながら、生産活動を利益につなげている」と方針を説明する。
作家たちは創作経験もさまざまで、アトリエのいろんな画材やコンピューターを使い、自由な手法、発想で作品を生み出している。独創的なイラストや本県の名所を題材にした小物雑貨などが好評。坂井さんは「アートを身近に感じてほしい。テーマはそれぞれ。表現に個性がある」と魅力を強調する。
商品は佐世保市の九十九島水族館、動植物園、佐世保観光コンベンション協会、ホテル、長崎市の県美術館、土産店「いろはや出島本店」などで販売。同本店は「長崎独特の土産として人気がある」とアピールする。
来秋の「ながさきピース文化祭」など各種イベント関連や、企業からの受注も多数。雲仙市小浜町の小浜食糧からの依頼では、長崎銘菓「クルス」のイラストで知られるシスターをモチーフにしたポーチなどを手がけている。同社は「デザイン性に優れ、評判がいい」とPR。ニーズは広がりを見せている。
デザイン部隊の豊島来人さん(27)は緻密な描写が得意。「画像の中に小さな模様が見える。パズルみたい。時々、集中力が途切れて手が止まることもあるが、最後まで諦めないで書く」。20代の女性は「花や動物のカラフルな絵が好き。ここにはいろんな支援がある。将来の夢は決まっていないが、絵に携わって生活したい」と思いを語る。
事業所は湊町などにあった二つの施設を集約し昨年3月、現在地に移転。個室ではなく、仕事に慣れることを目的にしたオープンスペースの空間で、利用者が作業に励んでいる。坂井さんは「皆さんにいろんな経験をしてもらい、活躍の場を広げていきたい」と願っている。