国の指定地域外で長崎原爆に遭い、被爆者と認められていない「被爆体験者」の岩永千代子さん(88)=長崎市布巻町=が4日、ノーベル平和賞の授賞式に出席する日本原水爆被害者団体協議会(被団協)の田中重光代表委員に、体験者問題への理解を求める手紙を託した。
手紙は日本語と英語で、「放射性微粒子による内部被ばくの影響がいかに命をむしばむかを理解し、核兵器廃絶への意識を高めてほしい」とする内容。ノルウェーへ渡航する被団協代表団の中満泉国連事務次長らに宛てた。
授賞式に合わせ現地の人たちにも手紙を渡してほしいと計5通を預けた。
同市岡町の長崎原爆被災者協議会(長崎被災協)で面会。第2次全国被爆体験者協議会の会長などを務める岩永さんは「内部被ばくの実態を全世界に知ってもらいたい」と求め、田中氏は「79年たっても、原爆に遭いながら被爆者と認められていない人がいることを現地で伝えたい」と応じた。
手紙は日本語と英語で、「放射性微粒子による内部被ばくの影響がいかに命をむしばむかを理解し、核兵器廃絶への意識を高めてほしい」とする内容。ノルウェーへ渡航する被団協代表団の中満泉国連事務次長らに宛てた。
授賞式に合わせ現地の人たちにも手紙を渡してほしいと計5通を預けた。
同市岡町の長崎原爆被災者協議会(長崎被災協)で面会。第2次全国被爆体験者協議会の会長などを務める岩永さんは「内部被ばくの実態を全世界に知ってもらいたい」と求め、田中氏は「79年たっても、原爆に遭いながら被爆者と認められていない人がいることを現地で伝えたい」と応じた。