4月の長崎市長選 元長崎市議の吉富氏が出馬意向

2023/02/18 [10:10] 公開

吉富博久氏

吉富博久氏

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 社会福祉法人理事長で元長崎市議の吉富博久氏(77)は17日、長崎新聞の取材に対し、任期満了に伴う4月の同市長選に無所属で立候補する意向を明らかにした。近く会見を開き表明する。
 吉富氏は、今期限りで退任する田上富久市長=4期目=が取り組んだ出島メッセ長崎や市新庁舎の建設事業などについて「市民の理解を得ないまま進めた」と問題視。「箱ものばかりで物価高に苦しむ市民の暮らしや福祉はガタガタ。立て直さなければいけない」と出馬理由を説明した。
 吉富氏は自民党県連事務局次長や国会議員秘書などを経験。市長選には、市議5期目の2003年と前回19年の2回立候補し、いずれも落選した。
 次期市長選を巡っては、同市の会社経営、原拓也氏(54)、前九州運輸局長の鈴木史朗氏(55)、県議の赤木幸仁氏(38)も立候補を予定している。