AI向け半導体、初の米生産に エヌビディア、関税対応

共同通信 2025/04/15 [08:55] 公開

米エヌビディアのロゴ=2月(ロイター=共同)

米エヌビディアのロゴ=2月(ロイター=共同)

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 【ニューヨーク共同】米半導体大手エヌビディアは14日、生成人工知能(AI)向けの新型半導体「ブラックウェル」とAIサーバーを米国で製造すると発表した。同社が半導体やサーバーといったAIインフラを米国で一貫して製造するのは初めて。トランプ米政権の関税政策を背景にしたサプライチェーン(供給網)の混乱に対応する狙い。

 パートナー企業と連携し今後4年間で最大5千億ドル(約72兆円)規模を米国内で製造する。ブラックウェルは、西部アリゾナ州にある台湾積体電路製造(TSMC)の工場で製造を開始したという。

 エヌビディアは自社工場を持たず設計に特化しており、TSMCなどに委託している。