長崎市の古賀地区市民センター2階の図書室で、同地区出身の渡辺航さんが描く人気漫画「弱虫ペダル」マンホールぶたの写真展が開かれている。4日は渡辺さんも来場し、ふたの写真を撮影した櫻井寿さん(44)や作品のファンと触れ合った。
市の下水道供用開始60周年を記念し、市内27カ所に設置したマンホールぶたの写真展。渡辺さんは「全部回るのはなかなか大変なので、このような機会はありがたい。目的があると自転車に乗るのが楽しくなるし、出会いも広がる」とマンホール巡りの魅力を語り、気さくに写真撮影などに応じていた。イラスト付きのサインをもらった市立古賀小4年の濵田空弥君(10)は「絵が早く描けてすごい。勉強机に飾りたい」と喜んでいた。
櫻井さんは地区内にある介護老人福祉施設「古賀の里」に勤務。同作をきっかけにロードバイクに乗り始め、2021年11月から22年12月まで5回に分けて計346.7キロを走破し全スポットを撮影した。櫻井さんは「探すのに苦労する場所もあり、達成感がすごい。2周目に挑戦中です」と意気込んでいた。
同写真展は2月25日まで開催。開館は月曜を除く午前10時~午後7時。同作のコミックス全巻も読むことができる。