長崎県内の高校で福祉を学ぶ生徒たちが介護技術を競う「第11回県高校生介護技術コンテスト」(県高等学校・特別支援学校教育研究会福祉部会主催)が大村市幸町のシーハットおおむらであった。出場生徒は状況に合わせた思いやりのある介護を実演した。
介護人材のなり手不足が課題となる中、介護のスペシャリストを育成しようと毎年開催。今年は7月10日に開かれ、県内の県立・私立計10校の代表生徒が出場した。
コンテストでは、老人ホームに入所中の高齢女性をホールから自室のベッドに誘導する設定で実演。「障害高齢者日常生活自立度A2」「アルツハイマー型認知症の診断を受けている」「四点杖を使用」「自宅の畑で野菜を育てていた」など細かい設定があり、生徒は与えられた情報を基に最適な介護計画を組んだ。
生徒らは高齢女性役に対し優しく声をかけ、ベッドまで誘導した。自立支援のためつえ歩行の介助をするか安全のため車いすに乗せるかなど、介護の手法や工夫はチームごとに分かれた。審査員はコミュニケーションや介護の技術を評価した。
出場した県立大村城南高3年の今坂奈穂さんは「安全はもちろん、自己決定や自立支援を意識した。利用者の気持ちに寄り添った支援ができる介護福祉士になりたい」と語った。
最優秀賞に輝いた県立口加高チームは8月20日に大村市で開く九州大会に出場する。
介護人材のなり手不足が課題となる中、介護のスペシャリストを育成しようと毎年開催。今年は7月10日に開かれ、県内の県立・私立計10校の代表生徒が出場した。
コンテストでは、老人ホームに入所中の高齢女性をホールから自室のベッドに誘導する設定で実演。「障害高齢者日常生活自立度A2」「アルツハイマー型認知症の診断を受けている」「四点杖を使用」「自宅の畑で野菜を育てていた」など細かい設定があり、生徒は与えられた情報を基に最適な介護計画を組んだ。
生徒らは高齢女性役に対し優しく声をかけ、ベッドまで誘導した。自立支援のためつえ歩行の介助をするか安全のため車いすに乗せるかなど、介護の手法や工夫はチームごとに分かれた。審査員はコミュニケーションや介護の技術を評価した。
出場した県立大村城南高3年の今坂奈穂さんは「安全はもちろん、自己決定や自立支援を意識した。利用者の気持ちに寄り添った支援ができる介護福祉士になりたい」と語った。
最優秀賞に輝いた県立口加高チームは8月20日に大村市で開く九州大会に出場する。