北松佐々町発注の公共工事を巡る官製談合事件で、最低制限価格に近い金額を業者側に漏らして落札させたとして、長崎地検は18日、官製談合防止法違反(入札妨害)などの罪で、町長の古庄剛容疑者(77)を追起訴した。また公競売入札妨害の罪で、同町の元会社員、山口情二容疑者(62)を追起訴、佐世保市の元会社役員、中島幹人容疑者(68)を起訴した。
起訴状などによると、3人は共謀し、昨年6月14日の町立図書館照明の発光ダイオード(LED)化工事の指名競争入札で、古庄被告が山口被告に電話で最低制限価格が約2878万円と漏らし、山口被告が中島被告に最低制限価格に近い2879万3千円を伝え、中島被告が代表取締役を務めていた春本工業(同市)に落札させたとされる。同地検は3人の認否を明らかにしていない。
町長の追起訴を受け、中村義治副町長は「大変残念と言うしかない。町民に対して不信感を与えていることに深くおわびする。信頼回復に努めたい。入札制度に関しては改善に向けて努力する」とコメントした。
古庄、山口両被告は、昨年の町営団地給水管改修工事の入札に絡み、それぞれ同じ罪で先月28日に起訴されている。
起訴状などによると、3人は共謀し、昨年6月14日の町立図書館照明の発光ダイオード(LED)化工事の指名競争入札で、古庄被告が山口被告に電話で最低制限価格が約2878万円と漏らし、山口被告が中島被告に最低制限価格に近い2879万3千円を伝え、中島被告が代表取締役を務めていた春本工業(同市)に落札させたとされる。同地検は3人の認否を明らかにしていない。
町長の追起訴を受け、中村義治副町長は「大変残念と言うしかない。町民に対して不信感を与えていることに深くおわびする。信頼回復に努めたい。入札制度に関しては改善に向けて努力する」とコメントした。
古庄、山口両被告は、昨年の町営団地給水管改修工事の入札に絡み、それぞれ同じ罪で先月28日に起訴されている。