「伝統ある学校に誇りを」 大村・福重小が創立150周年 児童ら祝う

2022/10/15 [12:00] 公開

学年別の出し物で「沖田踊」を披露する児童=大村市立福重小

学年別の出し物で「沖田踊」を披露する児童=大村市立福重小

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 長崎県大村市内初の公立小として、1872年に創立された同市福重町の市立福重小(田中康隆校長、358人)で14日、創立150周年の記念式典があり、児童らが節目を祝った。
 同校は寿古町にあった庄屋敷地内に開校。当時の児童は8人だった。現地に移ったのは1945年。68年に現在の本館校舎が建てられた。同校がある福重地区は西九州新幹線の開業などに伴い宅地開発が進み、児童数も年々増加。今春に入学した1年生は、同校初の3学級となった。来年度からは新校舎の新築工事も予定されている。
 体育館であった式典には卒業生らも出席。壁には児童が「福重小学校150歳おめでとう」などと書いたカードも飾られた。田中校長は「数多くの優れた才能を輩出してきた伝統ある学校としての誇りを持ち、学んでいこう」とあいさつした。
 この後、学年ごとの出し物があり、歌やダンス、同校に関するクイズ、地域に伝わる「沖田踊」などを披露。6年の出口舞士君(11)は「みんな仲良しで優しく、元気いっぱいの学校。卒業するまでみんなと楽しく過ごしたい」と話した。