加藤勝信財務相は18日の閣議後記者会見で、ベセント米財務長官との日米財務相会談について「機会を模索している」と述べた。会談が実現すれば、為替について協議する可能性がある。米ワシントンで来週開かれる世界銀行と国際通貨基金(IMF)の関連会合に出席する方向で最終調整しているとも話した。
財務相は、米国の高関税措置について「政府一丸となって最優先かつ全力でこの問題に対応する」と強調した。
トランプ米大統領は日本や中国を名指しし、通貨安を誘導していると批判している。今後の財務相会談などでのやりとりが注目されている。ベセント氏は関税交渉に絡めて通貨問題を話し合うことに意欲を示している。