県立長崎工業高の定時制建築科4年の橋口翔平さん(18)と平山輝さん(18)が国家試験「2級土木施工管理技術検定」の第1次検定に合格し、2級施工管理技士補の資格を取った。2人は週6日、アルバイトをしており、夕方から学んでいる。4年生の全員合格は4年連続。
3年の実務経験を積めば第2次検定を受けられるようになり、合格すれば建設業で働く上で有効な「2級施工管理技士」の資格が取れる。土木工事の施工計画を作成し、現場での工程や品質の管理、安全管理などを適切に実施するために必要な資格。1次検定の全国の合格率は63.4%だった。
同校定時制は午後5時半ごろから授業が始まり、終わるのは同9時ごろ。試験までの約3カ月は、授業後に1時間ほど補習した。担任の田村匡史教諭は「クラスの人数が少ない中、続けるのは大変だったと思う。よくがんばった」と話す。
橋口さんは1日8時間ほど塗装のアルバイトをしながら学校に通っており「毎日がんばってよかった」。平山さんは日中、型枠工事のアルバイトをしており、将来は現場の管理をしたいという。「先輩や友達など周りの人の応援に支えられた」と感謝を口にした。
長崎工業高定時制4年 橋口さん、平山さん 2級土木施工管理技術検定(第1次検定)合格!
2022/07/30 [11:40] 公開