東京電力は13日、福島第1原発で処理水の海洋放出に伴い空になったタンクを公開した。同日、放出後初となる解体作業に着手する予定だったが、強風のため延期した。近く開始する。
公開したのは「J9エリア」と呼ばれる区域の計12基。タンクは直径9メートル、高さ12メートル、容量700トンで、2024年5~7月に計約8400トンの処理水の放出を終え、解体準備を進めていた。
今後、上部の天板を外し、鋼鉄製の側面の板をガスバーナーで切断する作業などを進める。1基当たり2~3週間かけて、25年度末までに解体する。