空になった処理水タンクを公開 福島第1原発、解体は強風で延期

2025/02/13 [17:48] 公開

処理水放出に伴い空になったタンクの前で説明する東京電力の担当者=13日、福島第1原発(代表撮影)

処理水放出に伴い空になったタンクの前で説明する東京電力の担当者=13日、福島第1原発(代表撮影)

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 東京電力は13日、福島第1原発で処理水の海洋放出に伴い空になったタンクを公開した。同日、放出後初となる解体作業に着手する予定だったが、強風のため延期した。近く開始する。

 公開したのは「J9エリア」と呼ばれる区域の計12基。タンクは直径9メートル、高さ12メートル、容量700トンで、2024年5~7月に計約8400トンの処理水の放出を終え、解体準備を進めていた。

 今後、上部の天板を外し、鋼鉄製の側面の板をガスバーナーで切断する作業などを進める。1基当たり2~3週間かけて、25年度末までに解体する。