長崎県アビリンピック 接客や家具製作の技能競う 特支生徒らが成果を披露

2024/07/16 [11:00] 公開

笑顔や対応力などを競った喫茶サービス競技=諫早市、ポリテクセンター長崎

笑顔や対応力などを競った喫茶サービス競技=諫早市、ポリテクセンター長崎

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障害のある人が身に付けた技能を競う第46回長崎県アビリンピック(県など主催)が、諫早市小船越町のポリテクセンター長崎であった。特別支援学校や就労支援施設などに通う45人が、家具製作やビルクリーニングなど6競技で、日頃の鍛錬の成果を披露した。
 6日に実施。競技の一つ、喫茶サービスには県立希望が丘高等特別支援学校と、県立佐世保特別支援学校の生徒15人が挑戦。模擬喫茶店を舞台に、3人1組で客を席へ案内し、注文を聞いて商品を提供、後片付けをするまでの接客業務の正確性などを競った。
 鎮西学院大の学生らがボランティアで客の役を務め、キャッシュレス決済やWi-Fiが利用できるか質問したり、スマートフォンを置き忘れたりするなど、さまざまな状況をつくった。臨機応変に対応できるかや、状況に応じ互いに助け合えるかも問われた。
 各競技で金賞を受賞した選手は、11月に愛知県で開催される全国大会に出場する。