熊本地震被災の記憶「忘れない」 「本震」9年、東海大が献花台

共同通信 2025/04/16 [15:55] 公開

熊本地震の「本震」から9年となり、献花台に花を手向ける学生=16日午後、熊本県益城町の東海大阿蘇くまもと臨空キャンパス

熊本地震の「本震」から9年となり、献花台に花を手向ける学生=16日午後、熊本県益城町の東海大阿蘇くまもと臨空キャンパス

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 熊本、大分両県で計278人が犠牲となった2016年4月の熊本地震は、2度目の激震「本震」から16日で9年となった。「忘れてはいけない」「伝えていきたい」。学生3人が亡くなり、熊本県南阿蘇村にあった旧キャンパスが大きな被害を受けた東海大は、移転先の益城町のキャンパスに献花台を設置。学生や教職員が花を手向け、被災の記憶の継承に思いを新たにした。

 献花台に訪れた農学部2年三好麻未さん(19)は「時間がたっているけど、忘れてはいけないと思った」と話した。愛知県出身という農学部2年の男性(19)は「地震の教訓を、地元の家族や友人に伝えていきたい」と語った。