バスケットボールのりそなBリーグ1部(B1)第35節最終日は27日、長崎市のハピネスアリーナなどで12試合が行われ、長崎ヴェルカは同じ西地区の京都に66-79で敗れて5連敗。通算24勝34敗で西地区6位以下が決まり、昨季の勝利数27を上回れないことも確定した。
ヴェルカは前半、激しい守備から京都のターンオーバーを10回も誘い、ブラントリーの個人技などで加点したが、3点シュートの成功はわずかに1本。30-35と追う展開で折り返した。
後半もブラントリー、馬場を軸に粘り強く戦い、51-57で第3クオーターを終えたが、最終クオーターは再び京都ペース。ヴェルカは攻守両面でミスが相次ぎ、60-65の4分から10点を連取され、試合の大勢を決められた。
この日は今季のホーム最終戦。ゲーム終了後にはセレモニーが行われ、今季を振り返る動画が会場で公開された。マオール監督は「このアリーナで素晴らしい試合も、困難な状況も、ヴェルカファミリーで戦った。サポートをしてくれてありがとうございます」とファンへの感謝を述べた。
最終節の第36節は5月3、4日、各地で計24試合を実施。ヴェルカはアウェーで大阪との2連戦に臨む。
◎「恩返しは結果しかない」
ハピネスアリーナでのホーム最終戦を白星で飾れなかった。長崎ヴェルカは京都に13点差で敗れ、最後まで懸命の声援を送った地元ファンに勝利を届けられなかった。マオール監督の「勝ちたかったが、フルメンバーで戦えない状況では難しかった」という言葉に悔しさがにじんだ。
今季は故障などでメンバーがそろわない中での試合が続いた。この日もガードのスミス、狩俣がコートに立てなかったこともあり、連係ミスやディフェンスのほころびも見え、なかなかリズムに乗れなかった。
それでも、馬場とブラントリーを中心に、終盤まで逆転可能な得点差で粘った。中でもブラントリーは「長崎のファンの前でのプレーは今シーズン最後。すべてを出し切ろう」と33得点でけん引した。
追う展開の中、選手たちを後押ししたのは観客の力強い声援と拍手だった。この日の来場者は5701人。ホーム戦チケット完売記録も60試合に伸びた。だからこそ、主将の髙比良が反省を込めて言った。「僕らが恩返しできるのは結果しかない。来シーズンやその先も、もっと長崎が盛り上がる未来をつくっていきたい」
来シーズン中の2026年1月にはオールスター戦がハピネスアリーナで開催される。選手たちが「長崎に根付いてきた」と口にするバスケットボール文化。それをさらに盛り上げるためにも、このままシーズンを終えるわけにはいかない。
残すは大阪とのアウェー2連戦。馬場は「今シーズン積み上げてきたものがある。どんな形でも勝ちにこだわって、一つでも多く勝ち星を取りたい」と覚悟を口にした。
ヴェルカは前半、激しい守備から京都のターンオーバーを10回も誘い、ブラントリーの個人技などで加点したが、3点シュートの成功はわずかに1本。30-35と追う展開で折り返した。
後半もブラントリー、馬場を軸に粘り強く戦い、51-57で第3クオーターを終えたが、最終クオーターは再び京都ペース。ヴェルカは攻守両面でミスが相次ぎ、60-65の4分から10点を連取され、試合の大勢を決められた。
この日は今季のホーム最終戦。ゲーム終了後にはセレモニーが行われ、今季を振り返る動画が会場で公開された。マオール監督は「このアリーナで素晴らしい試合も、困難な状況も、ヴェルカファミリーで戦った。サポートをしてくれてありがとうございます」とファンへの感謝を述べた。
最終節の第36節は5月3、4日、各地で計24試合を実施。ヴェルカはアウェーで大阪との2連戦に臨む。
◎「恩返しは結果しかない」
ハピネスアリーナでのホーム最終戦を白星で飾れなかった。長崎ヴェルカは京都に13点差で敗れ、最後まで懸命の声援を送った地元ファンに勝利を届けられなかった。マオール監督の「勝ちたかったが、フルメンバーで戦えない状況では難しかった」という言葉に悔しさがにじんだ。
今季は故障などでメンバーがそろわない中での試合が続いた。この日もガードのスミス、狩俣がコートに立てなかったこともあり、連係ミスやディフェンスのほころびも見え、なかなかリズムに乗れなかった。
それでも、馬場とブラントリーを中心に、終盤まで逆転可能な得点差で粘った。中でもブラントリーは「長崎のファンの前でのプレーは今シーズン最後。すべてを出し切ろう」と33得点でけん引した。
追う展開の中、選手たちを後押ししたのは観客の力強い声援と拍手だった。この日の来場者は5701人。ホーム戦チケット完売記録も60試合に伸びた。だからこそ、主将の髙比良が反省を込めて言った。「僕らが恩返しできるのは結果しかない。来シーズンやその先も、もっと長崎が盛り上がる未来をつくっていきたい」
来シーズン中の2026年1月にはオールスター戦がハピネスアリーナで開催される。選手たちが「長崎に根付いてきた」と口にするバスケットボール文化。それをさらに盛り上げるためにも、このままシーズンを終えるわけにはいかない。
残すは大阪とのアウェー2連戦。馬場は「今シーズン積み上げてきたものがある。どんな形でも勝ちにこだわって、一つでも多く勝ち星を取りたい」と覚悟を口にした。