QRコードで乗車可 特急と西九州新幹線、ネット限定切符対象 26日からJR九州

2024/09/22 [12:35] 公開

スマホに表示されたQRコードを自動改札機の読み取り機にかざすと通過できる=福岡市、JR吉塚駅

スマホに表示されたQRコードを自動改札機の読み取り機にかざすと通過できる=福岡市、JR吉塚駅

大きい写真を見る
JR九州は20日、スマートフォンに表示したQRコードを改札にかざして列車に乗車できるサービス「QRチケレス」を26日から始めると発表した。博多発着の在来線特急(かいおうを除く)と西九州新幹線で、「九州ネットきっぷ」などのインターネット限定切符5種類が対象。駅の混雑緩和や利便性向上を図る。
 JR九州のネット列車予約サービスで対象切符を予約。クレジットカード決済の場合に「QR乗車」を選択でき、発行されたQRコードを改札の読み取り機にかざすと通過できる。複数人分を予約した場合は、同行者にLINE(ライン)やメールなどでQRコードを送るか、予約者が順番に改札にかざせば1人ずつ入場できる。
 特急の対象区間は、▽鹿児島線の門司港-久留米▽日豊線の西小倉-佐伯▽長崎線の鳥栖-肥前鹿島、諫早-長崎▽佐世保線の江北-佐世保▽大村線の早岐-ハウステンボス▽久大線の久留米-大分。西九州新幹線と特急の対象区間内の全駅に対応する機器を設置する。機器がない駅にはQRコードを記載したポスターを張り、スマホで読み取ってもらう。
 現状はネットで予約してもみどりの窓口や券売機で発券する必要があったが、このサービスでは発券が不要。来年度以降、対象区間を広げていく考え。