西肥自動車(西肥バス、長崎県佐世保市)のダイヤ改正に伴い廃止される「肥首(こえくび)線」(平戸市田平町)の運行最終日となった3月31日、沿線住民らが肥首バス停周辺でお別れのセレモニーを開き、72年間にわたり住民の足として支えてくれた路線バスを感謝の気持ちを込めて見送った。
肥首線は同町の田平南小バス停-肉用牛改良センター前バス停間を結ぶ5.4キロで、1953年に運行開始。同社によると、廃止の要因は乗務員不足や少子化などに伴う利用者減という。
セレモニーは同町下寺区の前田洋志区長(67)が住民や、市民団体の田平まちづくり協議会に呼びかけて企画。午前8時10分の便を子どもやお年寄り計約40人が横断幕を掲げ出迎えた。バスから降りてきた乗務員の末武要重(ようしげ)さん(70)に前田区長が「長い間ありがとうございました」と感謝を伝え、住民代表が花束を贈った。
バスは「ご苦労さま」「さようなら」の声や拍手を受けながら出車。前田さんは「車などで通学する子どもが増えたせいか、廃止は仕方ないが寂しい気持ちでいっぱい」と感慨深げに話した。
肥首線は同町の田平南小バス停-肉用牛改良センター前バス停間を結ぶ5.4キロで、1953年に運行開始。同社によると、廃止の要因は乗務員不足や少子化などに伴う利用者減という。
セレモニーは同町下寺区の前田洋志区長(67)が住民や、市民団体の田平まちづくり協議会に呼びかけて企画。午前8時10分の便を子どもやお年寄り計約40人が横断幕を掲げ出迎えた。バスから降りてきた乗務員の末武要重(ようしげ)さん(70)に前田区長が「長い間ありがとうございました」と感謝を伝え、住民代表が花束を贈った。
バスは「ご苦労さま」「さようなら」の声や拍手を受けながら出車。前田さんは「車などで通学する子どもが増えたせいか、廃止は仕方ないが寂しい気持ちでいっぱい」と感慨深げに話した。