れんが造りの煙突、入り組んだ路地裏、木造の窯元-。焼き物のまちならではの景観が残る長崎県東彼波佐見町中尾郷。22日夜、1500個のろうそくの明かりで彩られた。
波佐見では地域のお堂などに、提灯(ちょうちん)を供える年中行事「千灯籠」が夏に開かれる。中尾郷は時季をずらし、秋分の日ごろに「中尾千灯籠祭」として開催。全長160メートル、世界で2番目の規模を誇る江戸時代の登窯跡「中尾上登窯跡」が浮かび上がる。
午後6時、マツムシやコオロギの鳴き声が響く露地に、「ようやく涼しくなったね」と点火係の住民たちが、あいさつをかわし作業を始めた。実行委員長の田﨑和哉さん(65)は「登窯跡は、代々波佐見焼を作り続けてきた中尾山のシンボル。訪れて歴史を感じてほしい」と話した。
波佐見では地域のお堂などに、提灯(ちょうちん)を供える年中行事「千灯籠」が夏に開かれる。中尾郷は時季をずらし、秋分の日ごろに「中尾千灯籠祭」として開催。全長160メートル、世界で2番目の規模を誇る江戸時代の登窯跡「中尾上登窯跡」が浮かび上がる。
午後6時、マツムシやコオロギの鳴き声が響く露地に、「ようやく涼しくなったね」と点火係の住民たちが、あいさつをかわし作業を始めた。実行委員長の田﨑和哉さん(65)は「登窯跡は、代々波佐見焼を作り続けてきた中尾山のシンボル。訪れて歴史を感じてほしい」と話した。