離島防衛を担う陸上自衛隊の「水陸機動団」の創隊4周年の記念式典が24日、機動団が本部を置く陸自相浦駐屯地(長崎県佐世保市大潟町)であった。
機動団は2018年3月に発足。同駐屯地創立67周年を兼ね、隊員の家族や自治体、経済関係者ら約計1800人が出席した。新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの開催となった。
団長兼駐屯地司令の梨木信吾陸将補はロシアによるウクライナ侵攻、日本周辺国の軍事力強化や活発化に言及。「一方的で力による現状変更と不安定化の試みは絶対に認めない。その意思を内外に示すことがますます重要になっている」と強調した。
式典では機動団などの隊員約1500人が参加し、模擬訓練を展開。先遣部隊が偵察した後、水陸両用車によって主力部隊が上陸、敵を攻撃し制圧-といった流れが実施された。
機動団を巡っては、三つ目の連隊が大村市の陸自竹松駐屯地に23年度に配備される予定。
「水陸機動団」4周年で記念式典 模擬訓練など公開 佐世保
長崎新聞 2022/04/25 [10:00] 公開