【メソト(タイ北西部)共同】ミャンマー東部の特殊詐欺拠点を巡り、地域を実効支配する少数民族武装勢力は28日までに、外国人保護を目的とした捜索の継続が困難だと表明、打ち切りを示唆した。約30カ国の7千人以上を保護したが、タイ側の受け入れ態勢が整わずに移送が停滞。武装勢力が捜索の期限としていた2月末を迎えた。
日本人に関して、武装勢力「国境警備隊(BGF)」は、詐欺拠点にいるとみていた約20人が現場から逃走するなどして行方不明だと説明。26日夜に東部ミャワディ近郊の拠点が集まる地区「シュエココ」付近で、日本人の可能性がある男性1人を保護したとも明らかにした。