食べてみて「長崎和牛・出島ばらいろ」 Sマートでフェア 2日、市役所食堂で提供

2024/08/02 [09:41] 公開

「出島ばらいろ」について生産者らに聞く鈴木市長(右)=長崎市役所

「出島ばらいろ」について生産者らに聞く鈴木市長(右)=長崎市役所

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長崎市のブランド牛「長崎和牛・出島ばらいろ」の消費拡大を目指し、市内のスーパー「Sマート」で1日からフェアが始まった。4日まで。生産者らは1日、魅力発信への協力を市に要望。市は2日、市役所食堂で市民に振る舞う。
 三重、茂木両地区の8戸が生産している。肉はバラの花のような鮮紅色で、霜降りと赤身のどちらにもうまみがある。品質のばらつきが少なく、9割以上が4~5等級。
 東美(同市)はSマート新大工、田上、茂木、新漁港の全4店で特別価格で販売。カタすき焼き用100グラムが通常より100円安い755円となる。
 市役所で鈴木史朗市長と面談したJA長崎せいひの田中八夫代表理事専務や生産者らは、飼料代高騰や、物価高による需要低迷に苦しむ畜産の現状を伝え、魅力発信を求めた。ローストビーフを試食した市長は「色鮮やか。なめらかな食感もいい」と評価した。
 生産者は市に重さ2キロ分の肉を贈呈。2日午前11時から、市役所食堂で日替わり定食または同ランチを注文した先着100人に提供される。