行方不明の女性を発見と保護　南さん夫妻に感謝状　長崎・松浦署

松浦署は、長崎県松浦市内で行方不明になっていた８０代女性の発見と保護に貢献したとして、佐世保市江迎町の南博雄さん（７０）、都子さん（６６）夫妻に感謝状を贈った。
　松浦署などによると、南さん夫妻は７月１８日夕方、松浦市志佐町の路上で女性と出会い、同じ言葉を繰り返したり、顔が紅潮したりしている様子を不審に感じた。女性が松浦駅方面に歩き出したため、都子さんが付き添って話をしながら足止めし、博雄さんが松浦署へ通報した。警察官に保護された女性が同署に着くと、ちょうど女性の家族が捜索願を出そうとしていた。
　感謝状の贈呈式は９月１９日、松浦署であり、荒木強署長は「引き留めていただいたのが非常に助かった」と感謝した。都子さんは「女性が無事でなによりだった。今後も地域が連携して高齢の皆さんを見守っていければ」と話した。