長崎の風景「画面映え」 ゆかりのアニメ・マンガ展 パネルなど77点、24日まで歴史文化博物館

2024/11/16 [12:34] 公開

弱虫ペダルのマンホールパネルに見入る来場者=長崎歴史文化博物館

弱虫ペダルのマンホールパネルに見入る来場者=長崎歴史文化博物館

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長崎ゆかりのアニメーションと漫画の作品画などを集めた「ながさきのアニメ・マンガ展」が9日、長崎市立山1丁目の長崎歴史文化博物館で始まった。入場無料。24日まで。
 アニメと漫画の舞台となった長崎らしい美しい風景を知ってもらい、地域と観光の活性化につなげようと県が初めて企画した。長崎県が舞台となったアニメ・漫画と、本県出身の漫画家らの作品を紹介するパネルなど77点を展示している。
 長崎市出身の漫画家、渡辺航さんの「弱虫ペダル」では、同市がキャラクターをデザインに採用したマンホールのパネル27枚と、渡辺さんがマンホールのために長崎の風景を描き下ろした5枚の複製原画を並べた。
 アニメ映画「きみの色」では、長崎市や五島市の風景などを展示。テレビアニメ「色づく世界の明日から」では、石畳の坂道や急な石段などを描いた色彩豊かな美術パネルと実際の風景写真を並べて配置し、見比べることができる。五島市出身のアニメ映画美術家・山本二三さんの作品は長崎を描いた複製画を展示している。
 東京の会社員、竹村萌さん(24)は「海とか港、坂とか建物の現実にある景色が、絵の中で見てもすてきに思える。長崎の魅力に気付けた」と感想を語った。