聖堂に響くクリスマスソング 多彩な楽曲、80人魅了 平戸・宝亀教会でコンサート

2024/12/21 [12:06] 公開

多彩な楽曲が披露されたクリスマスコンサート=平戸市、カトリック宝亀教会

多彩な楽曲が披露されたクリスマスコンサート=平戸市、カトリック宝亀教会

  • 多彩な楽曲が披露されたクリスマスコンサート=平戸市、カトリック宝亀教会
  • イルミネーションで彩られたカトリック宝亀教会
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長崎県平戸市宝亀(ほうき)町のカトリック宝亀教会で19日夜、クリスマスコンサートが開かれ、プロのクラシック演奏家が多彩な楽曲を披露。来場者約80人が聴き入った。

 明治時代に建てられ県文化財に指定されている同教会の魅力を発信すると共に、生演奏を通じ住民に芸術への関心を高めてもらおうと、市内の文化団体関係者でつくる平戸地域ブランディング事業実行委が主催。「ながさきピース文化祭2025」へ向けた周知啓発事業の一環。
 長崎OMURA室内合奏団の小林利美さん(フルート)、前田純美加さん(バイオリン)、池田文子さん(ビオラ)、下田直子さん(チェロ)の4人が出演。聖堂でクラシックの「G線上のアリア」「フルート四重奏曲」やポップス、クリスマスソングを息の合ったアンサンブルで奏でた。曲が終わるたびに聴衆から大きな拍手が送られた。
 岩の上町から来た主婦(53)は「教会で生演奏を聴くのは初めてだったが、クリスマスの雰囲気とマッチしてすてきだった」と満足げに話した。
 教会の敷地内ではライトアップが行われており、門や樹木などが色とりどりのイルミネーションで彩られ、地域住民や観光客の目を楽しませている。来年1月4日まで。