長崎県対馬市内各地で、ソバの花が白い花を咲かせ、島の秋を彩っている。今月いっぱいが見ごろ。
対馬の在来種「対州そば」は、縄文時代後期に大陸から伝わったとみられ、原種に近い品種とされる。小粒な実だが、食味や風味に優れており、ソバ本来の苦味が味わえる。
同市美津島町の自然公園「あそうベイパーク」近くでは、ソバの花が畑中に咲き誇り、さながら白いじゅうたんのような景色を楽しむことができる。
JA対馬によると、島内での栽培面積は約85~90ヘクタール。11月中に収穫期を迎え、新そばが流通するという。担当者は「昨年、一昨年は台風などの影響で不作だったが、今年の収穫はやや増えるのではないか」とみている。
“白いじゅうたん”ソバの花 対馬で今月いっぱいが見ごろ
2021/10/24 [12:00] 公開