長崎県佐世保市戦没者追悼式(市主催)は16日、同市東山町の佐世保東山海軍墓地であり、遺族ら約130人が恒久平和を祈った。
同墓地には旧海軍佐世保鎮守府開庁から太平洋戦争までに亡くなった同鎮守府管内の戦没者約17万6千柱が祭られている。昨年に続き今年も、新型コロナウイルス感染防止のため、参列者の人数を制限した。
式典で参列者は黙とうをささげ、祭壇に献花した。遺族を代表し、市遺族会相浦支部の豊本曻部長(77)と市遺族会孫部会の永江修会長(57)が追悼の言葉を述べた。
豊本部長は「過去の悲惨な戦争から学んだ教訓と平和の尊さを次の世代にしっかりと伝え、悲しい歴史を二度と繰り返さないことを誓う」と語った。
17万6000柱に平和誓う 佐世保市戦没者追悼式
長崎新聞 2021/10/18 [12:10] 公開