6世帯分412万円 佐世保市が児童扶養手当を過大に支給

長崎新聞 2024/09/14 [09:48] 公開

長崎県佐世保市は13日、児童扶養手当の算定事務に誤りがあり、障害厚生年金(3級)を受給しているひとり親家庭6世帯に、総額412万3280円を過大に支給していたと発表した。諫早市で同様のケースの過大支給があったとの報道を受けて再確認したところ、算定の誤りが判明した。
 佐世保市によると、法改正に伴い、2021年3月分以降、障害基礎年金などの受給者への児童扶養手当の支給要件が緩和された。その際、改正の対象外だった3級の受給者にも誤って支給していた。市は「担当課の理解不足、確認不足が原因」としている。
 誤支給は6世帯それぞれ支給期間が異なり、1世帯につき4万3160円から173万500円。謝罪と経緯を説明し、返還方法について相談している。