五島灘や平戸島などを望む長崎県西海市西海町中浦北郷の長尾城跡で、赤や白のヒガンバナが見ごろを迎えている。例年より1週間ほど早く、20日ごろまで楽しめそう。
長尾城跡は室町時代の山城跡で標高約180メートル。住民17戸でつくる石宗地区景観事業実行委が清掃など敷地の手入れをしている。十数年前から代表の田添繁さん(83)が、大工の腕を生かし、仲間とウッドデッキや休憩小屋などを整備してきた。
田添代表によると、ヒガンバナは13日ごろから一気に咲き始めた。田添さんは「花の密度は高いが花期は短くなりそう」と予想し、「ヒガンバナだけでなく、地域自慢の絶景を1人でも多くの人に見てもらいたい」と笑顔で話した。
紅白のヒガンバナ 眺望に彩り 西海・長尾城跡で見ごろ
2021/09/17 [11:00] 公開