13日午後1時40分ごろ、茨城県坂東市猫実で「敷地内で材木を焼却中に火の粉が飛んで枯れ草に延焼した」と男性から119番があった。午後2時50分ごろには約600メートル離れた同県常総市坂手町からも119番があり、延焼したとみられる。火災は建物などに広がったが、14日午前0時35分ごろほぼ消し止められた。県内には強風、乾燥注意報が発令されていた。
常総市は坂手町全域の720世帯、2043人に避難指示を出した。常総署によると、けが人や逃げ遅れの情報はないという。
13日午後5時ごろ、共同通信のヘリからは常総市の現場からかなりの高度まで黒い煙が立ち上り、複数の建物から勢いよく炎が上がっている様子が確認できた。周囲には延焼してもおかしくない距離に複数の建物があり、数百メートル離れているとみられる地点から白い煙も上がっていた。
地元消防によると、消防車10台以上が出動し消火活動に当たっている。現場は常総市役所から西に約5キロ、雑木林や畑が広がる地域。