長崎市の私立海星高2年の男子生徒=当時(16)=が自殺してから8年となった20日、生徒が自ら命を絶った同市内の現場を遺族が訪れ、献花した。
母親(53)は「母の日」に生徒から毎年贈られていたカーネーションが入った花束を桜の木に手向けた。「8年の月日はあっという間。息子のことを考えない日はない」と明かした。
生徒が憧れていたテーマパーク業界で働く2歳上の兄(26)は「手先が器用で創造性のある弟だった。きっと面白いアトラクションを考えていたはず」としのんだ。
生徒の自殺を巡っては、学校設置の第三者委員会が「いじめが主たる要因」と結論付けた報告書を2018年11月に作成。しかし学校側は自殺といじめの因果関係を否定し、報告書の受け取りを拒んでいる。
両親は、学校側がいじめの対策を怠ったことなどが自殺の原因として、学校法人に損害賠償を求める訴訟を起こして係争中。いじめ防止対策推進法の改定に向けた署名活動も23年から続け、学校側が報告書の受け取りを拒んだ場合に罰則規定を設けるよう求めている。現在、約3万筆が集まっているという。
母親は「これからの子どもたちのため、息子の死を無駄にしないように頑張っていきたい」と語った。
母親(53)は「母の日」に生徒から毎年贈られていたカーネーションが入った花束を桜の木に手向けた。「8年の月日はあっという間。息子のことを考えない日はない」と明かした。
生徒が憧れていたテーマパーク業界で働く2歳上の兄(26)は「手先が器用で創造性のある弟だった。きっと面白いアトラクションを考えていたはず」としのんだ。
生徒の自殺を巡っては、学校設置の第三者委員会が「いじめが主たる要因」と結論付けた報告書を2018年11月に作成。しかし学校側は自殺といじめの因果関係を否定し、報告書の受け取りを拒んでいる。
両親は、学校側がいじめの対策を怠ったことなどが自殺の原因として、学校法人に損害賠償を求める訴訟を起こして係争中。いじめ防止対策推進法の改定に向けた署名活動も23年から続け、学校側が報告書の受け取りを拒んだ場合に罰則規定を設けるよう求めている。現在、約3万筆が集まっているという。
母親は「これからの子どもたちのため、息子の死を無駄にしないように頑張っていきたい」と語った。