全国学力テスト、一斉に実施 小6と中3の200万人参加

共同通信 2025/04/17 [09:53] 公開

東京都内の小学校で全国学力テストに臨む児童たち=17日午前(代表撮影)

東京都内の小学校で全国学力テストに臨む児童たち=17日午前(代表撮影)

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 小学6年と中学3年を対象に毎年実施している全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)が17日、各地で一斉に行われた。国公私立の小中学校計約2万8千校の約200万人が参加。今回は国語と算数・数学に、3年ぶりに理科が加わった。

 中学理科は、デジタル端末を使いオンラインで出題・解答する新方式(CBT)を初めて導入した。ネットワークの負荷軽減のため14日から分散実施し、17日は約2500校。他の教科は従来通り紙の筆記試験とした。

 普段の学習状況や生活習慣を尋ねるアンケートも実施し、児童生徒はデジタル端末で答える。

 全国学力テストは、国語と算数・数学を毎年、理科と中学英語は3年に1回程度実施する。文部科学省は今回の中学理科を皮切りに、2026年度は中学英語でCBTを導入し、27年度から全教科に広げて紙の問題冊子を廃止する方針だ。

 今回から結果公表の方法なども変更する。これまでは学校へのデータ返却と結果公表の間隔が短かったが、学校などでの分析時間を確保するため、データ返却を10日程度早めて7月中旬とする。