日本原水爆被害者団体協議会(被団協)のノーベル平和賞受賞を受け、長年核兵器廃絶に向けて共に運動を展開してきた長崎県内の被爆者4団体が12日、長崎市内で「ノーベル平和賞の受賞を共に祝う会」を開いた。
35人が参加。県平和運動センター被爆連の川野浩一議長(85)が「核兵器廃絶を志してきた仲間として、長年の苦労に心からの敬意と感謝を伝えたい」とあいさつ。8日、首相官邸で受賞を報告した被団協の田中熙巳代表委員らに、石破茂首相が核兵器禁止条約第3回締約国会議のオブザーバー参加の是非を明言しなかったことに「世界唯一の被爆国と称するわが国の総理の姿勢が問われる」と対応を疑問視した。
県被爆者手帳友の会の朝長万左男会長(81)は「(核軍縮にまつわる)ノーベル平和賞は五つも出ているが一向に核廃絶は軌道に乗らない」とし、被団協に対して「今後の活動は歴史的に重要になる。受賞を実のあるものにしてほしい」と述べた。
昨年12月10日にノルウェー・オスロで開かれた授賞式に出席した長崎原爆被災者協議会(長崎被災協)の田中重光会長(84)もマイクを握り「68年間訴えてきたことが世界に少しは理解されてきたと思う。私たちの運動の継承者をたくさんつくっていくことが重要」と決意を述べ「被団協だけでなく全ての被爆者、そして核廃絶運動をしてきた多くの人たちと一緒にもらったもの」と力を込めた。
長崎被災協の長野靖男さん(81)は「(受賞を受け)多くの被爆者が生きていてよかったとの思いを抱いたと思う。被爆80年、皆さん一緒に元気に悔いなく闘う1年にしたい」と声を上げた。長崎原爆遺族会の本田魂会長(80)も出席。オスロに足を運び現地の若者らと交流した高校生平和大使らも喜びや思いを語った。
35人が参加。県平和運動センター被爆連の川野浩一議長(85)が「核兵器廃絶を志してきた仲間として、長年の苦労に心からの敬意と感謝を伝えたい」とあいさつ。8日、首相官邸で受賞を報告した被団協の田中熙巳代表委員らに、石破茂首相が核兵器禁止条約第3回締約国会議のオブザーバー参加の是非を明言しなかったことに「世界唯一の被爆国と称するわが国の総理の姿勢が問われる」と対応を疑問視した。
県被爆者手帳友の会の朝長万左男会長(81)は「(核軍縮にまつわる)ノーベル平和賞は五つも出ているが一向に核廃絶は軌道に乗らない」とし、被団協に対して「今後の活動は歴史的に重要になる。受賞を実のあるものにしてほしい」と述べた。
昨年12月10日にノルウェー・オスロで開かれた授賞式に出席した長崎原爆被災者協議会(長崎被災協)の田中重光会長(84)もマイクを握り「68年間訴えてきたことが世界に少しは理解されてきたと思う。私たちの運動の継承者をたくさんつくっていくことが重要」と決意を述べ「被団協だけでなく全ての被爆者、そして核廃絶運動をしてきた多くの人たちと一緒にもらったもの」と力を込めた。
長崎被災協の長野靖男さん(81)は「(受賞を受け)多くの被爆者が生きていてよかったとの思いを抱いたと思う。被爆80年、皆さん一緒に元気に悔いなく闘う1年にしたい」と声を上げた。長崎原爆遺族会の本田魂会長(80)も出席。オスロに足を運び現地の若者らと交流した高校生平和大使らも喜びや思いを語った。