波佐見焼の窯元や商社が出店する「エンニチ・出張波佐見陶器市」が福岡市中央区の六本松蔦屋書店で開かれ、多くの人が訪れている。6月16日まで(同5、6日を除く)。
コロナ禍による波佐見陶器まつりの延期を受け、ふくおかフィナンシャルグループ(FFG)傘下で、オンラインストア「エンニチ」を運営するiBankマーケティング(福岡市)が企画した。
「和山」「一龍陶苑」「Tomo’s Factory」の3社が出店し、大小の皿、茶わん、マグカップなど各社の人気商品が並ぶ。陶器まつりの雰囲気を味わってもらおうと3~5割引きのアウトレット商品もそろう。和山の廣田和樹社長は「蔦屋書店での販売は初めて。幅広い客層に波佐見焼を知ってもらうチャンスになる」と話した。
エンニチでは陶器まつりの延期などを受け、4月26日~5月10日に波佐見など3産地の事業者が出品した「オンライン陶器市」を開催、約1800万円の売り上げがあったという。