高校春季選手権バレー男子 佐世保南 11大会ぶり頂点 ルーキー松井が活躍

長崎新聞 2021/04/20 [16:00] 公開

【男子決勝、佐世保南-大村工】第2セット、佐世保南の(左から)OH吉村、MB田方、OP松井がブロックポイントを決めて21点目=佐世保市東部スポーツ広場体育館

【男子決勝、佐世保南-大村工】第2セット、佐世保南の(左から)OH吉村、MB田方、OP松井がブロックポイントを決めて21点目=佐世保市東部スポーツ広場体育館

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 バレーボール男子は、佐世保南が1セットも落とさずに頂点に立った。3月の県新人大会を制したメンバーに加え、今大会はルーキーのOP松井が活躍。新戦力の台頭に友松監督は「よく頑張った。大会を通じてよくなっていった」と頬を緩めた。
 松井は対馬市立豊玉中出身。身長183センチで昨年は県中学選抜に名を連ねていた。この日の大村工との決勝は、第1セット24-23の場面で3枚ブロックにひるまずスパイクを打ち込むなど、随所で好プレーを披露。「元気を出して思い切りよくできた」と納得の表情を浮かべた。
 初戦から準決勝途中まで、同じく1年生のOH伊藤を試せた点も収穫だった。これで体力を温存できたエース入来は、決勝で打点の高いスパイクを次々と決めた。友松監督は「コロナ禍で対外試合ができない中、いい経験ができた」と得ることが多かった大会が開催できたことに感謝していた。