長崎バス6年ぶり値上げへ…9月から、初乗り20~30円増 資材費の高騰、待遇改善など課題

長崎新聞 2025/04/01 [11:30] 公開

長崎バスを運行する長崎自動車(長崎市)とグループ会社さいかい交通(西海市)は3月31日、路線バスの運賃引き上げを九州運輸局に申請した。認可されれば9月から平均17%超を値上げし、1キロ当たりの「基準賃率」を27・5円から32・5円とする。初乗り運賃は160円から20~30円上がる。値上げは2019年10月以来、約6年ぶりとなる。

 長崎自動車によると、前回の値上げ時に比べ、人口減や少子高齢化で利用者は約2割減少。燃料など資材費が高騰し、運転士不足への対応で待遇改善も課題となっている。同社は、運行維持のために運賃改定が避けられないと説明している。

 長崎自動車は平均17・64%の値上げ。初乗り運賃は、長崎市中心部の「特殊区間」が160円から190円、中心部以外の郊外を走る「対キロ区間」が160円から180円となる。

 長崎駅前(長崎市)と結ぶ主な区間では、溝川が50円上がり430円。小江原ニュータウン310円、茂木330円、ダイヤランド330円となり、それぞれ40円上がる。

 さいかい交通は平均17・81%の値上げ。基準賃率や初乗りの引き上げは長崎自動車と同じ。板の浦(西海市)と結ぶ主な区間では、桜の里ターミナルが50円上がり820円。大串(下山経由)も50円上がり520円に。新地中華街は110円上がって1270円となる。