バスケ男子日本代表トム・ホーバス監督 指導者ら対象に講演「選手との信頼関係が重要」

2025/03/14 [12:30] 公開

選手との信頼関係の重要さを語るトム・ホーバス監督=出島メッセ長崎

選手との信頼関係の重要さを語るトム・ホーバス監督=出島メッセ長崎

大きい写真を見る
バスケットボールの指導者らを対象にした講演会(長崎県バスケットボール協会主催、松園尚己記念財団共催)が8日、長崎市の出島メッセ長崎で行われ、登壇したバスケ男子日本代表のトム・ホーバス監督(58)は、選手と信頼関係を築く重要さを強調した。
 ホーバス監督は2017年から21年まで女子日本代表の指揮を執り、21年東京五輪では初の決勝に導いて銀メダルを獲得。東京五輪後に男子日本代表の監督に就いた。
 講演会は県内の指導者らとのトークセッション形式で実施。選手とのコミュニケーションの取り方について質問を受けると「(互いへの)リスペクトがないと選手は言うことを聞いてくれない。短い時間でも一人ずつ選手と話すことをいつもやっている」と信頼関係の築き方を説明した。
 このほか、自身のコーチング術や、経験をもとにした代表としてのプライドの持たせ方などを紹介。最後に「長崎のバスケットは熱いと思った。長崎出身の選手を代表で見たい」と参加した指導者、選手ら213人にエールを送った。
 トークセッションに参加した鎮西学院高女子の内野夏実監督(33)は「子どもたちのことをリスペクトすることが大事だと思った。選手の信頼を得るために、コート外でも積極的に声をかけたい」と話した。