カネミ油症事件への市民の理解を広げようと、被害者らでつくる長崎本土地区油症被害者の会は3月15日午後1時、長崎市茂里町の長崎新聞社4階第3会議室で、「カネミ油症を考える長崎の集い」(長崎新聞社後援)を開く。無料。同会代表の下田順子さん(63)は「被害者と市民が緩やかにつながり、支え合う場にしたい」と話している。
1960年代に有害化学物質が混ざった食用油が本県など西日本一帯で販売され、健康被害が広がったカネミ油症。事件は複雑な経過をたどり、いまだに本格的な解決には至っていない。被害者から子どもらに胎盤などを通じ有害物質が移行した可能性が近年クローズアップされており、「次世代救済」が重大な課題として浮上している。
集いは初めての開催で、事件の概要説明、聞き取り記録集「家族の食卓」の朗読、被害証言、質疑応答など。問い合わせは下田さん(電090・7458・3639)。
1960年代に有害化学物質が混ざった食用油が本県など西日本一帯で販売され、健康被害が広がったカネミ油症。事件は複雑な経過をたどり、いまだに本格的な解決には至っていない。被害者から子どもらに胎盤などを通じ有害物質が移行した可能性が近年クローズアップされており、「次世代救済」が重大な課題として浮上している。
集いは初めての開催で、事件の概要説明、聞き取り記録集「家族の食卓」の朗読、被害証言、質疑応答など。問い合わせは下田さん(電090・7458・3639)。