患者搬送ヘリ 3人死亡 対馬から福岡に搬送中

長崎新聞 2025/04/06 [19:13] 公開

海中のヘリ(第7管区海上保安本部提供)

海中のヘリ(第7管区海上保安本部提供)

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第7管区海上保安本部によると、6日午後2時50分ごろ、対馬から福岡市の福岡和白病院へ患者を運んでいた民間ヘリが壱岐沖で消息を絶ったと連絡が入った。
 ヘリに乗っていたのは▽機長のハマダヒロシさん(66)▽整備士のヨシタケカズトさん▽看護師のクニタケサクラさん(28)▽医師のアラカワケイさん(34)▽患者のモトイシミツコさん(86)=対馬市厳原町=▽付き添いのモトイシカズヨシさん(68)の6人。 
 午後5時5分ごろ、捜索中の巡視船が転覆状態のヘリを発見し、フロートにしがみついていたハマダさん、ヨシタケさん、クニタケさんを救助した。いずれも意識はあるという。アラカワさん、モトイシミツコさん、モトイシカズヨシさんも午後7時ごろまでに救助されたが、7日未明までに3人の死亡が確認された。
 ヘリは病院から委託を受けたエス・ジー・シー佐賀航空(佐賀市)が運航していた。対馬空港を午後1時半に離陸し、同2時15分に到着予定だった。                     
                                      (7日午前10時30分現在)