ビーガン向けの佐世保バーガー 初の販売、「植物肉」使用 Y’s Burger

2021/02/17 [23:31] 公開

植物肉を使ったビーガン向けの佐世保バーガー=佐世保市、Y’s Burger

植物肉を使ったビーガン向けの佐世保バーガー=佐世保市、Y’s Burger

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 佐世保バーガー認定店「Y’s Burger(ワイズバーガー)」は、合いびき肉の代わりに大豆由来の「植物肉」を使用した新メニューの販売を始めた。卵や牛乳なども使っておらず、「ビーガン」と呼ばれる菜食主義者も食べられる。同店によると、ビーガン向けの佐世保バーガーは初めて。
 考案したのは同店を経営するエバーグリーン(佐世保市)の地頭薗(じとうぞの)佑太さん(31)。卵や牛乳などのアレルギーがある人でも食べられる商品を考える中で、ビーガン向けの佐世保バーガーを作ろうと思い立った。
 パティには、熊本市のベンチャー企業DAIZ(ダイズ)が製造する発芽大豆由来の植物肉「ミラクルミート」を採用。同社の独自技術により、大豆特有の臭みがなく、肉のような食感でうま味が強いという。
 パンは卵や牛乳、バターが入っていない特注品を使用。マヨネーズやチーズは豆乳をベースに再現するなど、動物性食品は一切使っていない。
 商品名は「Y’s V Burger」(ワイズブイバーガー)。600円。イオン東長崎ショッピングセンター(長崎市田中町)内の店舗で販売中。佐世保市下京町の本店は新型コロナウイルスの影響で休業中だが、23日の営業再開後に販売する。
 地頭薗さんは「ビーガンだけでなく、健康志向の人にも人気がある。おいしいので、普通のハンバーガーと食べ比べるなどして、ぜひ味わってほしい」と話した。