ジブリ展きょう開幕! 長崎県美術館でオープニングセレモニー、九州初上陸

長崎新聞 2025/04/24 [10:35] 公開

「金曜ロードショーとジブリ展」の内覧会で、公開時の社会現象も併せてジブリ作品を紹介するパネル展示に見入る参加者=長崎市、県美術館

「金曜ロードショーとジブリ展」の内覧会で、公開時の社会現象も併せてジブリ作品を紹介するパネル展示に見入る参加者=長崎市、県美術館

大きい写真を見る
スタジオジブリの世界観を体感できる特別展「金曜ロードショーとジブリ展」の九州初上陸となる長崎展が24日、長崎市出島町の県美術館で開幕する。同館、長崎新聞社、NIB長崎国際テレビ主催。長年にわたり視聴者に親しまれている映画番組とスタジオジブリの歩みを振り返りながら、世代を超えて親しまれ続けるジブリ作品の魅力を再発見できる。

 東京、京都、広島などを巡回した人気企画で長崎展は7会場目。同館の開館20周年記念事業として開く。

 スタジオジブリと日本テレビ系の映画枠「金曜ロードショー」は共に1985年にスタート。番組ではこれまで200回以上ジブリ作品を放送してきた。

 本展では映画の絵コンテを公開当時の社会現象や流行語などと併せて紹介。「風の谷のナウシカ」に登場する「腐海」を細部までこだわって表現したエリア、「猫の恩返し」「崖の上のポニョ」などのポスターを立体化したフォトスポットなど、見どころ満載の展覧会となっている。

 23日はオープニングセレモニーがあり、長崎新聞社の徳永英彦社長が「数あるジブリ展でも特にエンターテインメントに徹した内容。県美術館の動員記録を塗り替えるものと自信を持っている」とあいさつ。両親が長崎市出身というスタジオジブリの橋田真執行役員事業開発部長は「この場所で展覧会ができうれしい。より多くの人に見ていただけたら」、日本テレビ放送網の澤桂一取締役常務執行役員は「番組とスタジオジブリが一体となって盛り上げてきた歴史に注目してほしい」と述べた。

 3人と県美術館の小坂智子館長、NIB長崎国際テレビの川畑年弘社長、長崎展協賛の飯盛グリーン開発の植松将志社長がテープカット。続く内覧会では、関係者や招待客らが一足先に展示を楽しんだ。
 同展は7月6日まで。5月12、26日、6月9、23日は休館。