愛知県一宮市で乗用車から遺体が発見された事件で、死体遺棄容疑で逮捕された無職藤井貴也容疑者(24)の以前の住所に近い同市の路上に、車両が放置されていたことが17日、関係者への取材で分かった。豊田市に住む容疑者が、路上駐車が多く長期間止めても不審に思われにくい地点を土地勘のある場所から選んだ疑いがあるとみて、県警が調べている。
関係者によると、車両は一宮市相生の路上で見つかり、藤井容疑者は過去に近くで暮らしていた。近隣住民によると、付近は日常的に路上駐車が多く、30代女性は「同じ車がずっと止まっていても不審に思わない。止まっている車から特に異常は感じなかった」と話した。